意味 · Meaning
決定をどちらか一方に傾ける
使い方 · Usage
二つ以上の選択肢がほぼ互角だった状況で、ある要因が最終結果を一方へ傾けるときに使います。採用候補者の最後の推薦状が決め手になる、接戦の選挙で特定地域の票が勝敗を分ける、購入時に無料配送が最後の後押しになる、といった例です。均衡していた天秤が、わずかな重みの追加によって傾く様子を比喩的に表します。
ニュアンス · Nuance
日本語の「決め手になる」「勝敗を分ける」に近いものの、それ以前は双方の条件が拮抗していたという前提が重要です。大きな原因が単独で結果を生んだというより、最後に加わった要素が均衡を崩した印象があります。“sway”よりも天秤の視覚的な比喩が強く、意思決定、選挙、競争など幅広い文脈で使えます。
⚠️ 日本語話者がよく間違える点
カタカナの「スケール」から規模や体重計だけを連想すると意味を取り違えます。ここでの“scales”は左右の皿を持つ天秤で、通常は複数形です。“Her experience tipped the scales in her favor.”のように使います。最初から一方が圧倒的だった場合には、均衡を崩すというこの表現は不自然です。
類義語との違い
例文 · Examples
“The security demo tipped the scales in favor of the premium plan.”
セキュリティのデモが、決定をプレミアムプラン寄りに傾けた。
“One strong customer complaint may tip the scales.”
強い顧客の苦情一つで、決定が変わることもある。
“Free parking tipped the scales when we chose the lunch venue.”
ランチの会場を選ぶとき、無料駐車場が決め手になった。
よく使う組み合わせ · Collocations
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