意味 · Meaning
差がないと仮定する帰無仮説
使い方 · Usage
統計的仮説検定で、効果、差、関連が存在しないと仮定する基準となる仮説です。たとえば新しい教授法と従来法で平均点に差がない、薬と偽薬で改善率が同じ、二つの変数に関連がない、といった形で設定します。実験や調査で得たデータを使い、この仮説を退けるだけの証拠があるか判断する際に用いる、統計学の基本用語です。
ニュアンス · Nuance
日本語の「帰無仮説」に当たりますが、“null”を「無効な仮説」や「最初から誤っている仮説」と捉えてはいけません。検定の出発点として一時的に置く基準であり、研究者が本当に支持している主張とは限りません。結果は通常、「証明した」ではなく「棄却した」または「棄却できなかった」と表現します。
⚠️ 日本語話者がよく間違える点
日本語の会話では「差が見つからない=差がないと証明した」と言い切りやすいものの、統計検定では区別が必要です。“accept the null hypothesis”より“fail to reject the null hypothesis”が慎重で標準的です。有意でない結果は、標本不足で差を検出できなかった可能性もあり、帰無仮説の真実性を保証しません。
類義語との違い
alternative hypothesis帰無仮説と対置され、効果や差、関連が存在するという可能性を表します。
research hypothesis研究者が調査や実験を通じて検討したい、より実質的で広い予想です。
hypothesis観察や分析によって検証できる仮の説明や予測を表す一般的な語です。
claim議論で提示する主張全般を指し、統計検定が可能な形式とは限りません。
例文 · Examples
💡 meeting
“The test did not reject the null hypothesis.”
その検定は帰無仮説を棄却しませんでした。
📊 presentation
“She explained the null hypothesis before showing the results.”
彼女は結果を示す前に帰無仮説を説明しました。
💡 email
“Please state the null hypothesis more clearly.”
帰無仮説をもっと明確に述べてください。
よく使う組み合わせ · Collocations
reject the null hypothesis帰無仮説を棄却する
fail to reject the null hypothesis帰無仮説を棄却できない
test the null hypothesis帰無仮説を検定する
null hypothesis significance testing帰無仮説有意性検定
この単語、明日には忘れています。
EveryFive は忘れる直前にもう一度たずねます — 1日たった5単語、無料ではじめる →