意味 · Meaning
新たな知見が出なくなるデータの飽和
使い方 · Usage
質的研究で、面接、観察、フォーカスグループなどを追加しても、新しいテーマ、カテゴリー、説明がほとんど現れなくなった状態を指します。同じ経験や理由が繰り返され、新たな参加者からも既存の分類を超える知見が得られないときに用います。論文では、何件目で達したかだけでなく、どのような確認によって判断したかを説明する必要があります。
ニュアンス · Nuance
「データ飽和」と訳されますが、保存容量がいっぱい、またはデータ量が非常に多いという意味ではありません。重要なのは量そのものではなく、追加データから得られる新しい情報が減ったことです。主に質的研究の概念であり、量的調査に必要な標本数を統計的に満たしたこととは異なります。研究質問や分析粒度によって到達判断も変わります。
⚠️ 日本語話者がよく間違える点
「飽和」という日本語から、資料を大量に集めれば自動的に“data saturation”に達すると考えるのは誤りです。新しいカテゴリーが出続けていれば未到達です。また、“the data is saturated”だけでは方法論上の判断が曖昧になります。“Data saturation was reached after the eighteenth interview.”のように根拠を具体化します。
類義語との違い
例文 · Examples
“After twenty interviews, we may reach data saturation.”
20件のインタビューの後、データの飽和に達するかもしれません。
“The researcher explained how data saturation was judged.”
研究者はデータの飽和をどう判断したかを説明しました。
“Do we need more cases to confirm data saturation?”
データの飽和を確認するにはもっと事例が必要ですか。
よく使う組み合わせ · Collocations
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